ダイビングのログブックってなに?

ダイバーの皆さんにはおなじみの「ログブック」。しかし、ダイビング未経験の方には何のことかよく分からない方もいるかもしれません。そこで今回は、ログブックについて詳しくご紹介します。

ダイビングログブックとは?なにを書くの?

まず、「ログ」とは、ダイビング中の状況や出来事などのデータのことを指します。そして、そのデータを記録する行為を「ログ付け」と呼びます。飛行機のフライトログや船の航海日誌と同様に、ダイビングにもログブックが存在します。ダイビングを終えた後には、このログを付けることが求められます。昔は専用のログブックやノートを購入して手書きで記録していましたが、現代ではダイブコンピューターや専用アプリを使って自動的に記録することが可能になっています。また、無料でダウンロードして印刷できるテンプレートもあり、今では各自のスタイルに合わせたログ付けが非常に簡単になりました。

ログ付けの目的は?

ダイビングのログ付けの目的はいくつかあります。

・ダイビングのスキルアップにつなげる過去のダイビング経験を振り返ることで、改善点や新たな挑戦が見えてきます。
・今後のダイビングの参考にするどのような条件で潜ったのかを記録することで、次回のダイビングに役立てることができます。
・コミュニケーションツールバディや一緒に潜ったダイバーたちとの思い出を共有できる貴重なツールとなります。
・思い出の記録イラストや出来事を書き留めることで、後から見返したときに当時の感情がよみがえります。
・経験やスキルの証明特に海外でのダイビングや資格取得時に、自分の経験を証明するために役立つこともあります。

ダイビングログブック無料テンプレート

ログには何を書くの?

  • ダイブ本数・・・185本目など
  • 天気・・・ピーカンでベタベタだったね~など(嘘)
  • 風速・・・ボートダイブなどの参考に
  • 波高・・・時化、うねり、凪、1mなど
  • 日時・・・飛行機に乗る時間の参考にも
  • 場所・・・どの場所で潜ったかを書きます
  • ダイビングショップ・・・どこのショップを利用したかなど
  • 透明度・・・20mのパラオは忘れられません
  • 海水・淡水・・・海だけとは限りませんよね
  • 温度・・・気温だけでなく水深別に水温を記録します
  • ウェイト・・・その日つけたウェイトを書きます。次回潜る際のウェットの選択や中世浮力時の為の参考にもなります。
  • 着用したウェットスーツの種類や厚さ・・・ドライスーツなど(グローブも)
  • タンクの種類
  • 残圧・・・50(タンクに残ったエアーの数値)
  • 水深・・・最大水深や平均水深など
  • 潜行時間・・・14:00~14:30など
  • 出会った海の生き物たち・・・バンドウイルカなど
  • 一緒に潜ったダイバー同士のサインやコメント(バディサイン)

バラクーダの群れを下から見たときの光景は忘れない。」「ホンソメワケベラに指をかまれた」「イソギンチャクの間からカクレクマノミが顔を出していた」「中世浮力が楽しくなってきた」など、私もログブックを読み返すと当時の思い出がフラッシュバックします。カメラで撮影するだけの記録と違って、ログ付けは思い出を手繰り寄せながら記録に残すので「取り損ね」なく、強い記憶がより強化されて残るのがログブックのいいところ。写真のようにありのままを残すのではなく、自身が感じた事や楽しかった記憶を自分の手で記録するって素敵な事だと思いませんか?

ダイビングログブックの無料ダウンロード

ダイビングログブックのテンプレートをダウンロードすることができます。 A4用紙に実寸のサイズでプリントアウトしてご利用ください。

※下記ボタンよりダウンロードいただけます。

ダイビングログブック無料テンプレートA

まとめ

思い出の場所を振り返ることも、新しい世界の入口の参考にもできるログブック。楽しい思い出は宝物。潜ったあとはしっかりとログを記録して、世界で一つの自分だけのログブックを作っていきませんか?

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