説明
ザトウクジラの学名のMegapteraは大きな翼の意味。その名の通り巨大な胸ビレが特徴的で、顎から頭にかけてフジツボに覆われた突起があり、成体で15mほどにまで達する大型のクジラである。ちなみに和名のザトウは「座頭法師」が琵琶を背負った姿に似ていることからつけられた。歌を歌うことでも有名で、水中185km先までその「歌」が届くと言われている。餌は主にオキアミや小魚。群れの周りを泡を吐きながら囲い込むように泳ぎ閉じこめ漁をする「バブルネットフィーディング」や、水中から水面へ大きくジャンプする「ブリーチング」は有名な生態行動である。