説明
体を膨らませると体表に無数の棘が立ち、針が千本あるような見た目からハリセンボン(針千本)と呼ばれる。しかし、実際は針は千本もなく、約1/3の300~400本ほどだと言われている。この棘は敵から身を守るのに役立ち、英名のporcupinefishの「porcupine」は針で身を守ることで知られるヤマアラシの意味。また、かわいい見た目に対し実は肉食性で頑丈な歯で甲殻類や貝などの殻をかみ砕く。
ハリセンボンはフグの仲間だが、身や皮にはフグ特有の毒「テトロドキシン」はないとされ、沖縄では「アバサー汁」という郷土料理が有名。※ふぐ処理師等有資格者の処理が必要