「海の日」と聞くと、夏や海水浴、マリンスポーツを思い浮かべる方も多いかもしれません。しかし、海の日は日本の海を愛し、その豊かさや大切さについて考えるという意味が込められています。そこで今回は、海の日について本来どのような背景から始まったのか、おすすめの過ごし方も合わせてまとめてみました。是非ご覧ください。

海の日AIイラスト
海の日ってなに?海の日っていつ?

海の日は、1995年に制定され、1996年から施行された祝日の一つであり、日本が海洋国家として日本の歴史や文化とともに、海洋資源の重要性を再認識し、海洋環境保全に対する意識を高めるを目的に制定されたことが始まりです。

制定後、「海の日」は毎年7月20日であったが、2003年に改正された祝日法のハッピーマンデー制度により、現在は毎年7月の第3月曜日に定められ、海にまつわるイベントやアクティビティを楽しむきっかけにもなっている。

イベントでは、海での安全対策や海洋汚染問題など、海に関する様々な問題を考える機会も設けられたり、海にまつわる映画やドキュメンタリーなどを観ることで、海洋環境や生物多様性の重要性を理解する機会を提供するなど、海の日は、日本の海洋国家としてのアイデンティティを再確認し、海と共に生きることの大切さを考える日として、現在多くの人々に認知されている祝日でもあります。

海の日のイベント

海の日には海に関連する多くのイベントが開催されます。多くは、親子で楽しめる企画となっており、次世代や未来の地球環境は海洋資源を考えるきっかけとなるイベントとして模様されています。

他にも、「ゴミ拾い」や「絵画コンクール」「ワークショップ」オンラインでの「シンポジウム」「魚の捌き方教室」など、海への意識を高める手段は多岐にわたります。

また、エンタメ要素では、海にまつわる「映画」や「ドキュメンタリー」などを上映することで、海洋環境や生物多様性の重要性を理解する機会を提供するなど、海と共に生きることの大切さを考える日として、多くの催しが開催されます。

祝日のため休暇ともなるため、バーベキューや釣り大会、ビーチクリーンなどを行うなど、夏を感じる為の予定を計画することが多いようです。

海の日におすすめの外出先

日本は海に囲まれた島国であり、海にまつわるイベントや観光地がたくさんあります。海の日に訪れるのにおススメの旅行先や観光施設をご紹介します。

1.沖縄県:日本でも最も美しいビーチがある沖縄は、「海の日」に訪れるのに最適な場所です。数多くあるビーチでの海水浴やシュノーケリングはもちろん、沖縄の文化に触れたり食事なども楽しむことができます。

2.鎌倉:東京からアクセスが良く、海と歴史を楽しめる鎌倉は、「海の日」におすすめの旅行先です。鎌倉の由比ガ浜や鎌倉海岸での海水浴や子供も楽しめる新江ノ島水族館鎌倉大仏や鎌倉の歴史的建造物の観光が楽しめます。

3.熱海:温泉地としても有名な熱海は、「海の日」に訪れるのに最適な場所です。近年では、新たに開発された施設も多く、熱海の海水浴場や周辺の観光地を楽しんだ後は、温泉でのんびりと過ごすことができます。

4.神奈川県三浦半島:三浦半島は、「海の日」に自然豊かな海や絶景の展望台を楽しめる場所です。また、釣りやシーカヤック、SUP(スタンドアップパドル)などのアクティビティも楽しむことができます。

以上のように、「海の日」に訪れるのにおすすめの旅行先はたくさんあります。海にまつわる様々なアクティビティや観光スポットを楽しんで、夏の思い出を作りましょう。

海洋生物や海の生態系について知る

「海の日」は、海に関する様々なことを学ぶ良い機会です。海は私たちにとって欠かせない存在であり、そこに生息する生物や生態系も私たちの生活に深く関わっています。図鑑や動画を見て学ぶことも大切ですが、水族館など身近な施設などで実際目で見て、五感で感じたものをアウトプットすることでより理解することができるでしょう。

下記は、知ればますます知りたくなる?おすすめの生き物の紹介です。

1.珊瑚:珊瑚(サンゴ)は、美しい色と形状で知られていますが、サンゴは環境汚染や気候変動などの影響を受けやすい生物です。サンゴ礁を保護することの重要性を考えたり、珊瑚の産卵など神秘的な生態を知ることでより興味がでてくるのではないでしょうか。

2.イルカやクジラ:誰もが知る、海の生き物で最もポピュラーで世界中の海に生息する大型の哺乳類ですね。クジラやイルカの生態保護活動や、美しくダイナミックな彼らの姿を知ることでより海の魅力に触れることができると言っても過言ではありません。

3.プランクトン:プランクトンは、海洋生物の中でも最も小さいものの一つですが、海洋生態系にとって非常に重要な存在です。プランクトンは、海洋生物の餌となることから、海洋食物連鎖の中心的な役割を担っています。私たちは、プランクトンが持つ重要な役割を学び、海洋環境の保護につながる行動をとることが大切なのです。

4.クラゲ:クラゲには脳も心臓も血液もありません。クラゲの謎を調べていくだけで、生き物の生態の神秘に魅了されること間違いないでしょう。

以上が、海の生き物の生態を知るおすすめの生き物でした。いかがですか?もっと知りたくなりますよね?

海の日におすすめのアクティビティ

海の日はマリンアクティビティを楽しむ人が多いです。例えば、海水浴やサーフィン、海釣り、シュノーケリングやダイビングなどがあります。

海水浴は、海の日のシーズンには人が多く、砂浜や海水浴場も賑わいます。海水浴をする場合は、紫外線対策をしっかりと行い、水分補給もこまめに行いましょう。

サーフィンは、海の日のシーズンには波が高くなることが多く、サーファーにとっては絶好のコンディションです。サーフィンをする場合は、周囲の安全に十分配慮し、マナーを守りましょう。

海釣りは、海の日にも多くの釣り人が集まります。釣りをする場合は、周囲に迷惑をかけないように、ゴミは持ち帰り、釣り場のルールを守りましょう。

シュノーケリングやダイビングは、海の中の美しい景色や生き物を観察することができ、海の日には家族や友人と楽しむ人も多いです。しかし、水中での事故も起こりやすいため、事前の十分な準備や安全管理が必要です。

海の日には、安全に配慮し、自然と楽しむことができるアクティビティがたくさんあります。それぞれのアクティビティに適した準備やマナーを守り、思い出に残る時間を過ごしましょう。

下記は、知ればますます知りたくなる?おすすめの生き物の紹介です。

海の日におすすめの映画やドキュメンタリー

海を題材にした人気の映画はたくさんあります。その中でも代表的な作品をいくつか紹介します。

1.タイタニック:1997年に公開され、世界的な大ヒットとなった作品。豪華客船タイタニック号の沈没を描いた恋愛映画で、主演のレオナルド・ディカプリオとケイト・ウィンスレットの演技が話題になりました。

2.ジョーズ:1975年に公開されたスリラー映画。メガロドンという巨大サメが人々を襲うというストーリーで、当時の技術を駆使して作られたサメの造形が話題になりました。

3.ファインディングニモ:2003年に公開されたディズニー・ピクサーのアニメ映画。クマノミの父親が、息子のニモを探す冒険を描いた作品で、家族愛や友情をテーマにしています。

4.モアナと伝説の海:2016年に公開されたディズニーのアニメ映画。南太平洋に住む少女・モアナが、祖先たちの伝統を守るために冒険をするストーリーです。多くの人々から高い評価を得ています。

他にも、「グラン・ブルー」「イントゥ・ザ・ブルー」「ビッグウェンズデー」など海をテーマにした作品はまだまだたくさんあり、海というコンテンツがいかに魅力なストーリーを生み出すかがわかりますね。海の日には、こうした作品で海の様々な表情を知る機会にしましょう。

海の日に考えたい環境問題

海の日は、海に関する意識を高め、海洋環境の保全や持続可能な海の資源利用について考えるための日です。海は地球上で最も大きな生態系であり、私たち人間にとって不可欠な資源が多く存在します。しかし、人間による海洋汚染や乱獲などの問題が深刻化しており、海の生態系が破壊されているのもまた事実です。

海洋汚染の主な原因は、プラスチック製品や廃棄物の不適切な処理、産業活動や船舶の排出物、農薬や化学物質の流入などが挙げられます。これらの要因が、海洋生物や生態系に深刻な影響を与えることがあるため、私たちは海洋環境の保全と改善が必要不可欠であることを認識する必要があります。

海洋汚染問題に対処するためには、個人レベルでのプラスチック削減や廃棄物の適切な処理、そして社会全体でのエコ活動の推進が必要不可欠です。また、海洋環境の保全に関しては、法律や規制、技術革新や持続可能な産業の発展なども必要となります。

海の日には、私たちがまず、海を好きになる必要があり、なぜ大切にすべきなのかを考え、行動を起こす必要があります。私たちは、自分たちの行動によって海の環境を守り、健全な海洋生態系を守ることが求められているということを忘れないようにしましょう。

海は危険が隣り合わせ

海の日は、海に関する啓発や安全意識を高める機会でもあります。海で過ごす際には、安全対策や注意点を押さえて、事故やトラブルを防ぎましょう。

まず、海を知る専門家や監視員やガイドの指示には必ず従いましょう。海岸や海水浴場で遊泳する際など、日常とは異なり、思いもよらない危険が潜んでいる可能性があります。危険海域を避け、海岸での遊びでも、急崖や岩場には近づかず、安全な場所で楽しむようにしましょう。

海でのスポーツやレジャーを楽しむ際には、ライフジャケットや救命具を着用し、船の安全にも十分に注意しましょう。また、海に潜る場合も自分のスキルを過信せず、行動することが大切です。

紫外線対策も忘れずに行いましょう。日焼け止めクリームを塗ったり、帽子やサングラスを着用することで、肌や目を守ることができます。また、海での飲酒や無理な行動は避け、自己防衛の意識を持って、安全に楽しみましょう。

海の日には、海に関するイベントや啓発活動が多く行われます。海の楽しさや、海の危険性を知り、安全対策や注意点を守って、海を楽しみましょう。

最後に

海の日は、海を題材にした映画やドキュメンタリーの視聴や、海にまつわるアクティビティの体験がおすすめ。しかし、海洋汚染や環境問題の深刻化や、先ほども述べた安全対策や注意点など「人」が目を背けてはいけない事への学びや海への取り組みも忘れずに。